応用情報技術者 PR

【応用情報技術者】TOFとは何か

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●TOFとは
光で距離を測定する技術。

出題された回(平成29年度春期以降)
平成31年度春期

TOFの説明

TOFとは、光で距離を測定する技術です。TOFはTime Of Flightの略で「飛んでいる時間」という意味になります。

実際の計算例

光は1ナノ秒に約30cm進みます。なので、光源から発せられた光が物体で反射して戻ってくるまでに1ナノ秒必要だったとすると、光源-物体間の距離は「30cm÷2=15cm」となります。

TOFのメリットとデメリット

メリット

●暗い環境でも測定出来る
他の測定手段と違ってTOFは暗い環境でも測定が出来ます。

●正確に測定出来る
光速は常に一定なので、どんな環境でも正確に距離を測定出来ます。

デメリット

●明るい場所での測定が困難
太陽光が射すような環境だと、観測した光が太陽光なのか物体から反射した光なのか判断する必要があるため、高い技術が必要になります。

過去問

応用情報技術者 午前試験
平成31年度春期問4

家庭用ゲーム機に採用され、自動車の先端運転支援システムにも使われる距離画像センサの一つである、TOF(Time of Flight)方式のセンサの説明として、適切なものはどれか。

ア 光源から射出されたレーザなどの光が、対象物に反射してセンサに届くまでの時間を利用して距離を測定する。

イ ステレオカメラによって、三角測量の原理を利用して距離を測定する。

ウ 単眼カメラによって、道路の幅や車線は無限遠の地平線で一点に収束するという遠近法の原理を利用して距離を測定する。

エ 複数の衛星からの電波を受け取り、電波に含まれる情報から発信と受信の時刻差を求め、電波の伝播速度をかけることによって、各衛星との距離を割り出し、それを基に緯度及び経度を特定する。

正解と解説

正解は”ア”